諦めるには値しない

~珀斗side~


学校を出た俺は
行く当てもなく街を彷徨っていた。

河東「珀斗?」

名前を呼ばれ振り返ると
中学時代のダチの
河東 佑樹がいた。

珀斗「おお、佑樹か。
久しぶりだな。」

河東「何だよこんな時間に。
相変わらずサボりか?」

珀斗「お前の方こそ。
制服着て堂々とタバコ
吸ってんじゃねぇよ。」

河東「はは。だな!」

旧友との久しぶりの再会に
気分の良くなった俺はそのまま
佑樹と近くの喫茶店へと入った。
< 113 / 582 >

この作品をシェア

pagetop