諦めるには値しない
~珀斗side~
学校を出た俺は
行く当てもなく街を彷徨っていた。
河東「珀斗?」
名前を呼ばれ振り返ると
中学時代のダチの
河東 佑樹がいた。
珀斗「おお、佑樹か。
久しぶりだな。」
河東「何だよこんな時間に。
相変わらずサボりか?」
珀斗「お前の方こそ。
制服着て堂々とタバコ
吸ってんじゃねぇよ。」
河東「はは。だな!」
旧友との久しぶりの再会に
気分の良くなった俺はそのまま
佑樹と近くの喫茶店へと入った。