諦めるには値しない
昴「何で俺にそんな事
俺に伝えに来たんだよ?」
真山「あいつはお前の
ダチじゃねぇのかよ?」
昴「ああ。大切なダチだ。」
真山「それが理由だ。
悪かったな、呼び止めて。」
去って行く真山の寂しげな後ろ姿。
どうして俺たちはこんな風に
なっちまったんだろうか。
真山と俺は親友だったはずなのに。
昔からずっと一緒にいたのに。
いつから、俺と真山は違う道を
歩み始めたんだろう。
昴「なあ、真山!」
真山「何だ?」
昴「お前はずっと1人なのかよ?」
真山「1人の方が気楽だ。」
昴「そうか。」
真山の事も珀斗の事も心配で
でも、バスケ部の事も
なんとかしなきゃなんねぇしで
俺の頭の中はもう
いっぱいいっぱいだった。