諦めるには値しない

冴子「今日、珀斗に会ったわよ。」

昴「え!どこで?」

冴子「ちょうど花屋の前を
通りかかったから声かけたのよ。
あんた、この間の喧嘩
行かなかったんだって?」

昴「仕方ねぇだろ。
あの時はこっちも揉めてて
行けなかったから。」

冴子「こっちって?」

昴「バスケ部の連中だよ。」

冴子「それで珀斗の事を
ほったらかしにした訳?」

昴「ほったらかしになんてしてねぇ。
ただ、今はバスケ部のヘタレ連中を
助けてやらなきゃなんねぇんだ。」
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