諦めるには値しない
~珀斗side~
久しぶりに学校へ行くと
珍しく昴が教室にいた。
昴「珀斗。お前、最近
悪い奴らとつるんでるんだって?」
俺の顔を見るなり昴は今
俺が一番触れられたくない
話題を持ち出した。
珀斗「だったら、何だよ!」
昴「何で俺に何も言わない?
俺らダチなんだからよ
相談の一つくらいあっても
いいんじゃねぇか?」
珀斗「てめぇなんてダチじゃねぇよ!」
昴は深くため息をつくと
呆れた表情を浮かべた。