諦めるには値しない

ーガラガラ

庄司「昴にぃ!大変です!
珀斗さんが‥」

二つとも守る方法をいくら
頭で考えたって答えなんて
出なかった。でも、体は正直だ。

庄司の慌てた声を聞いた瞬間
俺は教室を飛び出していたんだから。

庄司の案内で珀斗のいる
第三埠頭の廃倉庫へとやってきた。

見たくない光景だった。
真山の言う通り、最悪の結末だった。
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