諦めるには値しない
~陶太side~
教室を飛び出して行く芹沢くんを
追いかけると港沿いの
薄汚い倉庫へとやってきた。
開けっ放しのドアからは
血だらけの日向くんの姿が見える。
芹沢くんは拳を握りしめ
鋭い目つきで相手の事を睨んでいた。
陶太「お願いだ!芹沢くん。
ここで喧嘩にでもなったら
僕たちバスケ部は活動出来なく
なってしまうかもしれない!
...喧嘩はしないで欲しい。」
庄司「おい、豆もやし!
てめぇは、珀斗さんを
見捨てろっつーのか?」