諦めるには値しない
本当に馬鹿だな、俺は。
疑う事なんて何一つなかったのに。
珀斗「なあ、トタ。
俺にもやらせてくれないか?
俺もバスケがしてぇんだ。」
陶太「日向くんも?」
昴「入れといて損はねぇぞ。
何たってこいつも
元ジュニアユースの
メンバーだからな。」
珀斗「乱闘騒ぎで俺も昴も
辞めさせられちゃったけどね。」
昴「余計な事言ってんじゃねぇ!」
いつものように
笑い合った俺たちの間に
もう壁なんてものはなかった。