諦めるには値しない
高杉が部室を出て行くと
トタが深くため息をついた。
昴「何だよ、意見の食い違いって。
てめぇらは付き合いたてのカップルか!」
陶太「最近、真面目に
練習してるみたいだね。
藤野に聞いたよ。
毎朝、朝練してるって。」
昴「当たり前だろ。
てめぇの方こそキャプテンのくせに
朝練もしねぇなんていいご身分だな。」
陶太「うちは元々やってなかったから。
これからは朝練にも出るように
僕の方から皆に言っておくよ。」
トタの様子に首を傾げる昴。
俺は咄嗟に話題を変えた。