諦めるには値しない

昴「何で、てめぇは何にも言わねぇ?
まさか、てめぇも真山の事を
疑ってたんじゃねぇだろうな?」

北山「事を荒立てたって
返ってこちらが不利になるだけだ。
真山くんはやっていない。
それが事実なら疑うもクソもないだろ。」

昴「それでも疑われた側は
胸糞悪くて仕方ねぇんだって!
てめぇもてめぇだよ。
何もしてねぇのに何で警察に
捕まったりしたんだよ!」

真山「元はと言えばお前のせいだろ。
お前の暑苦しさにはもうウンザリだ。」

昴「おい、待てよ!真山。」

俺が何度、名前を呼んでも
真山は一度も振り返りはしなかった。
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