諦めるには値しない


陶太「とにかく真山くんの疑いは
晴れたんだ。ここで僕たちが
話し合ったって本当の事は分からない。
後は警察に任せて、日向くんの
言う通り僕たちは練習しないか?」

練習を再開してみたものの
やっぱりどこか昴は
うわの空で、だけど何にも知らない
俺たちはその様子をただ
見守る事しか出来なかった。

その日の練習はやっぱりどこか
皆、身が入らなくて
部の中心にいる昴がいなくなれば
多分この部活はなくなるんだろうなと
思った。
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