諦めるには値しない

~真山side~


警察を出た俺は
何だかむしゃくしゃしていて
ボールを取りに家へと向かった。

冴子「真山くん。」

真山「こんばんわ。冴子さん。」

俺の事を呼び止めた冴子さんは
花束を持っていた。

冴子「今日は買っていかないの?」

真山「え?」

冴子「毎週水曜日になると
いつも真山くんがお花
買っていってくれるから。
今日も準備して待ってたんだけど。」
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