諦めるには値しない
冴子「はは。そうよね。
子供の頃から一緒だもんね。」
真山「すみません。
そろそろ帰ります。」
冴子「呼び止めてごめんね。」
真山「いえ、また買いに来ます。」
きっと俺はどんな人がそばにいても
立ち直る事なんて出来ないだろう。
昴みたく水に流す事は出来ない。
今でも執拗にその人物を
探す事を辞めないのは俺の中で
何一つ終わってない証拠だから。
終わらせる訳にはいかない。
俺の過去は復讐でしか
終わらせる事は出来ないんだ。