諦めるには値しない

~昴side~


一晩中悩んで俺はようやく腹を決めた。

真山に過去を忘れさせる方法は
一つしか思いつかねぇ。

ずっと分かってたけど言えなかったのは
あの時、俺が真山を助けてやれなかった
とゆう事実を認めたくなかったからだ。

でも、まだ真山が蹴りをつけられずに
悩んでると言うのなら俺がその背中を
押してやらなきゃならねぇ。

ーガチャ

部室へ行くと高杉以外の
全員が揃っていた。

昴「練習を始める前に
お前らに話がある。」

珀斗「話って?」
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