諦めるには値しない
~陶太side~
芹沢くんは高杉を連れて
部室へと戻ってくると言った。
昴「お前ら全員俺に着いてこい。」
言われるがまま皆で
芹沢くんの後ろを着いて行くと
学校を出て見知らぬ道を
スタスタと歩き始めた。
陶太「芹沢くん、どこ行くの?」
昴「お前らに見てもらいたいものがある。」
芹沢くんは僕たちを
廃れた公園へと連れてきた。
そこにはバスケットボールを
ドリブルする真山くんがいた。
昴「さっきの話の続きだ。
バカみたいにあいつは毎日
こんな廃れた公園で1人で
ボールを追いかけている。」