諦めるには値しない


陶太「軽蔑ってゆうか、その‥。」

昴「お前らが軽蔑するのも無理はない。
でも、あの頃だって真山は
寿人のためにやってたんだ。
あいつは意味もなく人を
陥れるようなやつじゃない!
それだけは信じてやってくれ。」

高杉「信じられる訳ないよ。
いくら友達のためだからって
悪い事はやっぱり悪い事だから。」

陶太「真山くんは芹沢くんの
友達だから、信じたいよ。
でも、やっぱり‥」

これは言わないでおこうと思ってた。
真山の過去を俺が話すのは
やっぱり間違ってると思うから。

それでも、どうしてもこいつらには
真山の事を信じて欲しかった。
真山に伝えてやりたかった。

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