諦めるには値しない
~珀斗side~
いくら昴が頭を下げたって
いくら真山の家庭環境が
複雑だからってそう簡単に
信じられる訳がない。
トタや高杉や藤野の事は
よく分からないけど
多かれ少なかれ、俺たちは
恵まれない環境にいる訳で
だから、俺はこうなるしかなかったし
庄司はああなっちまったんだから。
珀斗「正直、俺は信じられない。
どんな理由があったって過去に
真山がそうゆう事をしてたって
事実は変わらないんだから。
つーか、俺らの事を信じてない奴を
信じろっつー方が無理な話でしょ?」
昴「真山は寿人の未来を奪った。」
珀斗「奪ったってまさか‥。」