諦めるには値しない

昴「いや、生きてる。
生きてるけど‥寿人はもう2度と
歩けない体になった。
真山と寿人を恨んだ奴らが
集団でリンチして寿人は
両足を失った。」

想像とは違う結末にほんの少し動揺する。

昴「確かに珀斗の言う通り
真山の過去は許される事じゃない。
でも、俺らにだってあるだろ?
許されない過去の一つや二つ。」

庄司「真山さんが見舞いに
行ってた人ってその人なんすか?」

昴「そうだろうな。
今でも一度も病室には
顔を出せてないらしいが。
とにかく、それが原因であいつは
人と関わる事をやめたんだ。
1人の方が気楽なんだとよ。」
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