諦めるには値しない
~高杉side~
練習を終え、部室に向かって
歩き始めると目の前から
息を切らした真山くんが走ってきた。
真山「高杉、ちょっといいか?」
高杉「何?」
真山「許してくれとは言わない。
ただ、謝らせて欲しい。」
真山くんがここへ
やってきた理由は分かる。
芹沢くんに言われて
その罪を軽くするために僕の所へ
やってきたのだろう。
高杉「謝られたって困るよ。
芹沢くんに聞いたんだろうけど
僕の事を覚えてもない人に
今更、謝ってもらったって困る。」