諦めるには値しない
その申し出に首を縦に振る事なく
真山は昴と俺の腕を力強く振り払った。
真山「誰かが傷つかなきゃ
命の重さに気づく事ができねぇ。
そんなのはもう、うんざりなんだよ!」
真山の魂の叫びだった。
真山「傷を負わなくたって
気付く事が出来るはずだ。
そうじゃねぇのかよ!昴!
だから、俺に行かせてくれ!
俺は過去と決別しなきゃならねぇんだ!」
真山のその熱い言葉に
俺たちは何も言えなくなった。
寿人「龍太郎!来ちゃダメだ!」