諦めるには値しない
~昴side~
陶太の言葉にはやけに説得力がある。
胸の奥の方までその言葉が突き刺さる。
珀斗「でも、このまま
何もしない訳にはいかないだろ?
俺がケリつけるからさ。
トタは真山達を連れて戻ってよ。」
珀斗が陶太の手を真山から離す。
陶太「手は打ってあるよ。」
陶太が意味深に微笑むとパトカーの
サイレンの音が聞こえてくる。
ーウーウーウーウー
高杉「こっちです!」
河東「やべぇ。警察だ!逃げろ!」
河東たちは一目散に逃げて行った。