諦めるには値しない
真山「寿人、大丈夫か?」
寿人「なあ、龍太郎。
俺に見せてくれよ。
大歓声の中、代々木体育館で
プレーするお前の姿をさ。
その試合を自分の足で見に行けるように
俺もリハビリ頑張るからさ。」
真山「俺を許してくれるのか?」
寿人「許すも何も初めから
龍太郎の事は恨んでない。
ああ、でも、お前が一度も
俺の見舞いに来なかった事は
恨んでるけどな。」
庄司「そんな事ないっすよ!」
寿人「え?」
庄司「真山さんはいつも綺麗な
花束を片手に寿人さんの
見舞いに行ってましたよ。」