諦めるには値しない
庄司「いえ、今日は妹の
誕生日で、たまには花束でもって。」
花屋にいた綺麗な女の人は
俺に微笑みかけた後
俺の顔をじっと見つめた。
冴子「もしかして、庄司くん?」
庄司「そうっすけど。」
冴子「いつもうちのバカ息子から
あなたの話は聞いてるわ。
クソ生意気な金魚のフンってね。」
庄司「え?」
冴子「あ!突然ごめんなさい。
芹沢 昴の母です。」
庄司「昴にぃのお母さん!?
すみません。俺、知らなくて。」