諦めるには値しない
~昴side~
庄司が出て行ってから
部室はしんと静まり返っていた。
高杉「仕方ない。庄司には
庄司の人生があるんだ。
庄司の分まで僕たちが
頑張ればいいじゃないか。」
陶太「本当に仕方ないのかな?
僕たちにしてあげられる事は
何もないのかな?」
昴「ねぇよ。俺たちに
出来る事は何もねぇ!
余計な事考える前には
まずはてめぇの事を考えろ!
何だよ、あのドリブル。
てめぇは今まで何やってたんだよ!」
何も怒る事などない。
なのに、何で俺はこんなにも
腹を立ててるんだろう。