諦めるには値しない
真山「妹の治療にはかなりの
金がかかるらしい。
妹が退院するにはその治療を
受けないといけないらしくて
あいつは今やりたい事を
諦めようとしてる。
陶太の言う通り、あいつは
本気でバスケをやってたんだ。
お前も分かってるんだろ?」
昴「尚更、どうする事も出来ねぇ。
本気でやってたバスケを諦めてまで
あいつは妹を守る事を決めたんだからよ。」
真山「口を開けば、仲間仲間って
偉そうな事ばかり言うくせに
案外、お前って冷たいんだな。」
昴「冷たいとか冷たくねぇとか
そういう話じゃないだろ!
お前の方こそ何なんだよ!!
つい最近まで一匹狼気取ってた奴が
急に仲間を助けるヒーロー気取りか?」
真山「もういい。お前に
話した俺がバカだった。」