諦めるには値しない
だけど、不思議だった。
珀斗「話は分かった。
金は全部くれてやるよ。
でも、一つ教えてくれない?
何で真山が庄司を助けるんだよ。」
真山は今まで見た事がないくらい
驚くほどにいい顔をしていた。
真山「あいつにはまだ教えなきゃ
ならねぇ事が山のようにある。」
珀斗「え?」
真山「シュート率も上がってきた。
リバウンドも上手くなってきた。
あいつにはまだまだ伸び代のある。
これからもっと上手くなっていく。
俺は、練習に向き合うあいつの
真剣なまなざしが忘れられないんだ。」