諦めるには値しない

~庄司side~


必死になってバイトをしても
結局、俺は40万ほどしか金を
用意する事が出来なかった。
取り戻すようにバイトしただけじゃ
何の足しにもならねぇ。

有り金を全部、封筒に入れ
病院へ向かうと母ちゃんが
もう既に病院にいた。

庄司「母ちゃん!」

母「あんた今日は
バイトじゃなかったの?」

庄司「バイト?」

母「さっき、芹沢くんと日向くんが
あんたから預かったって
わざわざこれを届けてくれたのよ。」

庄司「え?」
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