諦めるには値しない
庄司「ありがとうございます!」
珀斗「礼なら真山に言ってやれ。
美嘉ちゃんの治療費の事は
全部、真山から聞いた。」
庄司「どうして、真山さんが?」
昴「あいつは昔から
見なくてもいい物を見る奴なんだ。」
珀斗「ついでにバスケ部の
ヘナチョコ集団にもお礼言っといてよ。
あいつらを一生懸命バイトして
金出してくれたからさ。」
そこにはいないはずの
真山さんや豆もやし達が
2人の後ろに立っているような気がして
ものすごく申し訳なかった。
ほとんど知らない俺のために
皆がそこまでやってくれた事が
申し訳なくてやっぱり俺は
頭をもう一度頭を下げた。
母「成綺!よかったら
芹沢くん達にも一緒に
家に来てもらったら?」
珀斗「いや、俺達、今から
学校戻るんでここで失礼します。」