諦めるには値しない

珀斗「お前の恩返しはこれから
バスケ部の一員として役立つ事だ。
誰かが怪我をした時。
誰かが試合に出られなくなった時。
お前はそれを100パーセント
カバーする選手になるんだ。
補欠だからなんて泣き言
言ってる場合じゃなくなったな。」

面倒くさい事に今度は泣き出した。

庄司「昴にぃ、珀斗さ〜ん。
俺、頑張りまずゔ〜。」

昴「ウゼェんだよ。」

珀斗「ほら、早く戻らないと!
トタに怒鳴られるよ。」

ランニングがてら俺たちは
走って学校へと戻る。

昴「随分、遅くなっちまったな。」

珀斗「昴がウダウダしてたからでしょ。」
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