諦めるには値しない

昴「うるせぇな。
てめぇがつまらねぇ話ばっか
するからだろ。」

珀斗「もう練習終わってんじゃね?」

体育館の電気は消えていて
とりあえず俺たちが部室へ向かうと
誰一人入る事なく立ち竦んでいた。

昴「悪ぃな、すっかり
遅くなっちまって。
庄司の野郎がよ‥」

陶太「芹沢くん、これ。」

陶太の指差す方を見ると
部室の鍵は壊され中にも外にも
スプレーで落書きされていた。
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