諦めるには値しない

陶太「不動ってもしかして
高校バスケ連合会の会長の?」

藤野「ああ。」

昴「何なんだよ、その
高校バスケなんちゃらっつーのは。」

陶太「僕たち高校生の公式試合の
大会ルールを決めたり不適切な
高校が出場しないか精査したり
優秀な選手にはプロへの推薦も
してるって話だよ。
要するに、高校バスケ連合会に
逆らうと僕たちは公式試合に
出られないだけじゃなくて
もう2度とバスケする事が
出来なくなるかもしれないって事。」

藤野「何で不動がうちの高校に?
藤野は八木沢学園へ行ったはずなのに。」

高杉「名門中の名門だな。」

珀斗「レベルについて行けなくて
尻尾巻いて逃げてきたんじゃねぇ?」

昴「真山、いっちょ調べてくれっか?」

真山「おお、分かった。」

嫌な予感がした。
そいつが俺たちの今の居場所を
奪うようなそんな気がした。
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