諦めるには値しない
陶太「でも、八木沢学園は
去年の全国大会に出場してる。
そんな事があれば出場なんて
出来ないはずだ。」
真山「父親がもみ消したんだろう。」
昴「もみ消した?」
真山「なんたって、高校バスケ会の
お偉いさんだからな。
自分の息子が不祥事を起こしたって
世間に知られたら自分の立場も危うくなる。」
陶太「でも、それだけで
うちの学校に転校してくる理由には
ならないんじゃない?」
真山「元々、チームメイトからも
好かれてないみたいだったけど
その事件をキッカケに不動は
完全に孤立した。
バスケも学校も家も全て捨てて
ここへやってきたんだそうだ。」