諦めるには値しない

どこからそんな情報を
手に入れてくるのか真山くんは
不動くんの過去を洗いざらい話した。

昴「それで、バスケ部の
部室を荒らしたのは不動なのか?」

真山「それはまだ分からない。
なんせ、目撃者が見つからなくてな。」

珀斗「どうせ、あいつでしょ。
決勝戦前日に相手チームを階段から
突き落とすなんて汚ねぇ事する奴だよ?
練習中のもぬけの殻の部室を
狙って落書きとかしそうじゃない?」

藤野「不動はそんな奴じゃない!」

僕は初めて藤野が怒る姿を見た。
< 310 / 582 >

この作品をシェア

pagetop