諦めるには値しない
どこからそんな情報を
手に入れてくるのか真山くんは
不動くんの過去を洗いざらい話した。
昴「それで、バスケ部の
部室を荒らしたのは不動なのか?」
真山「それはまだ分からない。
なんせ、目撃者が見つからなくてな。」
珀斗「どうせ、あいつでしょ。
決勝戦前日に相手チームを階段から
突き落とすなんて汚ねぇ事する奴だよ?
練習中のもぬけの殻の部室を
狙って落書きとかしそうじゃない?」
藤野「不動はそんな奴じゃない!」
僕は初めて藤野が怒る姿を見た。