諦めるには値しない
不動「先輩、まだバスケなんて
ダサい事やってるんすか?
俺、もうバスケは辞めたんで。
この学校で自由気ままに過ごしますよ。
後、知ってますよ。その御三家。
対戦相手を殴った暴力集団の事でしょ?
そんな人たちと一緒にいたら
藤野先輩の株まで下がりますよ。
早い所、縁を切った方がいいと
思います。じゃあ、俺は帰りますね。」
藤野は好き勝手言って去って行く
不動の後ろ姿を悲しげに見つめていた。
昴「随分、生意気なガキだな。」
藤野「芹沢くん。」
昴「お前みたいな奴が
何であんないけ好かねぇ野郎を
庇うんだよ?」
藤野「昔はあんな風じゃなかったんだ。
気立ても良くて人から好かれる。
不動はそんな人だったんだ。」