諦めるには値しない

芹沢くんたちでも
全く歯が立たなかった。

不動「自覚した方がいいですよ?
もう日向先輩達の時代は
終わってるんすよ。」

珀斗「はぁ?」

不動「芹沢先輩も真山先輩も
日向先輩も御三家か何か知らないですけど
もうあんたらに憧れてる人なんていませんから。
3年間もバスケから離れておいて
何を今更のこのこ戻ってきてるんですか?」

昴「てめぇ、もういっぺん言ってみろ!」

不動くんの挑発に乗った
3人は多分、僕が何かを
言った所でもうこの試合を
辞める事はなくて...
やっぱり僕はキャプテンで
あるべき人間ではないと実感する。

不動「何度でも言います。
先輩達にいつまでも偉そうな顔
されちゃ困るんですよ。
先輩たちはもうバスケ会には
必要ない人達ですから。」

どうして不動くんが芹沢くん達の事を
目の敵にするかは分からない。

それでも、いつか言っていた。
芹沢くんたちは知らず知らずの内に
恨まれている人間だから
不動くんも、もしかするとそういった
所謂、被害者なのかもしれないと。
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