諦めるには値しない
~真山side~
学校近くの公園で
さっき不動と共に試合に
出ていた奴らが万札を
チラつかせながら笑い合っていた。
不良「しかし不動もチョロいよな。
試合に出るだけで10万だぜ?
坊ちゃんはやっぱりちげぇな。」
不良「知ってっか?
あいつが何で芹沢たちを
目の敵にしてるのか。」
不良「知らねぇよ。」
不良「ほら、あいつさ
前の学校で問題起こしたじゃん?
で、芹沢みたいな不良がいる
桃員に入れば父親の監視から
逃れられると思ったんだってさ。
でも、芹沢達は喧嘩を辞めて
一生懸命に部活に励んでた。
それが気にいらないんだって。」
不良「意味分かんねぇ。
坊ちゃんの思考回路読めねぇわ。」