諦めるには値しない
~真山side~
父親に頭を下げる不動を見て
昴の一言で変えられちまうこいつは
俺と似てるのかもしれないと思った。
不動「お父様のチームと
勝負させて頂けませんか?」
父「何を言ってるんだ。」
不動「俺、もう一度この場所で
やり直したいんです!
先輩たちと一緒に戦いたいんです!
だから、もしもお父様のチームに
勝つ事が出来たら、もう一度
俺にチャンスを下さい!」
父「何を言い出すかと思えば。
あの時、散々、私の顔に
泥を塗っておいてまた私に
迷惑をかける気か!!
不良ばかりのチームなら自分が
1番になれるとでも思ってるのか?
そんな風に逃げた所で何になるんだ?」
昴「こいつは逃げてんじゃねぇ!
こいつは今、必死に自分の居場所を
取り戻そうとしてるじゃねぇか!」