諦めるには値しない
~藤野side~
不動の父親が集めたメンバーは
今の高校バスケ界を引っ張る
強者たちばかりだった。
昴「行くぞ。珀斗、真山、不動。
‥それから、藤野。」
藤野「いや、僕は試合に出れるほど
上手くないし、ここは陶太が
行った方が勝てるんじゃないかな?」
正直、相手チームの気迫に
尻込みしてしまったんだ。
昴「不動の事を信じると言ったのは
お前だろ!!俺らの事も信じろよ!
それでいいよな?陶太。」
陶太「‥うん。藤野!頼んだよ!」
藤野「分かった。やってみるよ!」
不動「藤野先輩。先輩は
ドリブルする時に微妙に間が出来るんです。
だから、相手にボールを取られてしまう。
パスが回ってきたらすぐに
日向先輩に回して下さい。
大丈夫です。日向先輩ならきっと
ゴール下に切り込んでくれますから。」
藤野「うん。」