諦めるには値しない

~陶太side~


こんな不良に僕たちが
負けるはずがない。
いくら弱小部とはいえ僕たちは
毎日、必死に練習を続けてきた。

喧嘩しか能のないこんな人たちに
負けるはずがない。
そう思っていたのに完敗だった。

芹沢くん達がどうしてこんなにも
バスケが上手いのかは分からない。
経験者なのかそうじゃないのか
分からないけど、僕たちは負けたんだ。

昴「お前の本気っつーのは
そんなもんなのかよ!」

芹沢くんはボールを壁に投げつけた。
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