諦めるには値しない

そんな不動に駆け寄った藤野は
何度も何度もよかったと言っていた。

珀斗「つーかさ、不動がやってないと
なると、部室の落書きは誰の仕業なんだ?」

庄司「確かにそうっすよね。
オレンジ髪の奴
徹底的に調べあげるしか‥。」

北山「今日はもう時間も遅い。
お前たちは着替えて帰れ。」

皆、疲れていたのか北山の言葉を
素直に聞き、俺たちは部室へ戻った。

昴「何だよ、これ。」

俺たちが試合に夢中になっている間に
また誰かが俺たちの部室を汚して行った。

今回は前にも増して酷く
辛辣な言葉が書き綴られていて
いよいよ俺の怒りも頂点に達した。

それでも、やっぱりここで
キレても意味がない事くらいは
知っていて、これは俺たちが
ケジメをつけなくちゃならねぇ
問題なんだと思った。
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