諦めるには値しない

昴「練習、再開するぞ。」

1クォーター分の
試合時間を走り続けた僕は
正直ヘトヘトだった。
こんなんじゃ4クォーター目まで
体力を維持する事は出来ない。

息を整えながらシュートを打つと
いつも平気な顔をしている真山くんが
今日は苦しそうな表情を浮かべていた。

昴「真山、行け!」

僕が外したシュートを
真山くんがキャッチすると
真山くんはそのまま倒れ込んだ。

昴「真山、気合い入れろよ!
じゃねぇと、てめぇ‥」

真山「いちいちうっせぇな。
ちょっと転んだだけだろ。
試合が近いからって
イライラしてんじゃねぇよ。」
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