諦めるには値しない
~真山side~
本当は昨日の時点で気付いていた。
不動と夢中になって練習してた時
左足を痛めていた事くらい。
ただの捻挫。
そう思ってやってみたけど
やっぱりそうではないらしい。
保健室に行き湿布を貼ると
その冷たさがジンジンと足に伝わる。
先生「真山くん、また喧嘩?」
真山「いや、部活。
さっき足くじいたから
湿布貼りに来ただけ。」
先生「腫れてるじゃない。」
真山「大した事ねぇから。」
先生「ちょっと座って。
‥押さえるわよ?これは?ここも‥。
真山くん、あなた‥気付いてるわよね?」