諦めるには値しない

陶太「2週間って明後日の
練習試合には出られないって事?」

不動「そうなると思います。
でも、真山先輩は練習試合に
出るって言ってました。
芹沢先輩と同じ事言ってました。
明後日は、ようやくここまで来た
俺たちの初めての試合だから
何が何でも出るって‥でも、ここで
無理をしたらもう二度と真山先輩は
このコートに立てなくなるんじゃ
ないかと思うと俺、怖くなって‥。」

昴「真山が試合に出られない‥?」

不動「真山先輩には絶対言うなって
口止めされてたんですけど
やっぱりちゃんと伝えたくて‥!」

陶太「伝えてくれてありがとう。」

珀斗「真山ってそうゆう所
頑固っつーか、さすがお前の
ダチっつーかさ。なぁ、昴。」

昴「何で‥俺に言わねぇんだよ!
あいつ!無理しやがって!」

猛烈に腹が立った。
そんな状況でも無理をしようとする
真山に腹が立って仕方がなかった。
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