諦めるには値しない
~真山side~
学校を出た俺は病院へと向かう。
結果がどうであれ
俺の気持ちは変わらない。
だけど、一応保険だけは
かけておきたかった。
自分の今の状況を確認し
限界を決めておく必要があった。
昴「待てよ、真山。俺も行く。」
どこで知ったのか‥なんて
そんな事考えなくても分かるけど
相変わらずお節介な昴は
ノコノコと俺の事を追いかけてきた。
俺は一歩後ろを歩く昴を
無視し続けながら病院の中へと入る。
診察室に呼ばれレントゲンを撮り
返ってきた言葉は俺の
想像通りのものだった。
医師「左足首の骨にヒビが入っています。
2週間~1ヶ月ほど
左足を使わずに生活して頂ければ‥」