諦めるには値しない

芹沢くんに頼りきりだったけど
僕も何かキャプテンらしい事を
しなくちゃならないと思った。
翌日、僕は皆に一つの提案をした。

陶太「やっぱり僕たちだけでやるには
限界があると思うんだ。
週に一度、コーチを呼んで
指導してもらうのはどうかな?
お金は少しかかるけど、ようやく
僕たちも部活動費を出してもらえる事に
なったんだ。足りない分は僕が
負担して外部からコーチを呼ぼうよ。」

昴「そのコーチっつぅのは
いくらいるんだよ?
てめぇ、夏の合宿も負担するって
言ってたよな?平気なのかよ?」

陶太「任せてよ。」

珀斗「でも、トタばっかりに
出させるっつぅのもな。
夏の合宿費くらいはそれぞれで
出した方がいいんじゃね?」

庄司「でも、俺‥」
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