諦めるには値しない

珀斗「心配すんなって!
お前の分は俺が出してやっから。
うちの母ちゃん、金払いは
いいからよ!」

庄司「本当にいいんですか?」

珀斗「任せろっつぅの。」

昴「皆もそう言ってる事だ。
合宿費は俺らも出す。」

ぶっきらぼうだけど芹沢くん達は
本当に優しい人達だ。

昴「ただ、コーチは必要ねぇ。」

陶太「でも、このままじゃ
僕たちはいつまで経っても
現状維持のままだ。
いくら、芹沢くん達が上手いからって
ベスト8のチームに勝てないようじゃ
全国大会は夢のままで終わるんだよ!」

昴「いるじゃねぇか。指導者なら。」

陶太「いるってどこに?」
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