諦めるには値しない
また今日もザビエルはロクに
練習すら見ようとはしなかった。
陶太「本当にあの北山先生が
伝説の鬼監督なの?
どう見てもそうゆう風には
見えないんだけど。」
昴「今のあいつはクソ野郎だ。
ほら、練習するぞ。」
その日も俺たちは
ヘトヘトになるまで練習に励んだ。
皆が帰り部室の鍵を閉めようとすると
体育館の明かりがついていた。
この学校には無駄に部活に
精を出す野郎が山のようにいる。
普段はさほど気にならない
その光景が何だか妙に気になって
体育館の扉を開けると真山がいた。
昴「またコソ練かよ。」
真山「昴。」
昴「昨日までお前は怪我人
だったんだからよ
ちょっとは自分の体、労ってやれよ。
無理はするなと言っただろ?」