諦めるには値しない
~真山side~
俺が部室を出ると
扉の前には不動がいた。
真山「聞いてたのか?」
不動「はい、すみません。
自主練してたら遅くなって
荷物を取りに来たら先輩達が
話してて何か入りづらくて...。」
真山「そうか。頑張ってるんだな。
荷物だけ取ったらさっさと帰れよ。
聞いた以上気になるだろうが
今は下手に刺激しない方がいい。」
不動「あの、真山先輩!」
真山「何だ?」
不動「一緒に帰りませんか?」
真山「‥さっさと荷物取って来いよ。」