諦めるには値しない
~昴side~
最悪の目覚めだった。当たり前だ。
こんな場所でぐっすり眠れる訳がねぇ。
だからと言って家に帰る気にもならねぇ。
ーガチャ
不動「ここに泊まったんですか?
こんな所で寝てると体痛めますよ。」
昴「何だよ、不動かよ。
起こすんじゃねぇよ。」
不動「家に帰って下さいよ。
こんなに散らかして...ここは
芹沢先輩の家じゃないんですから。」
昴「うるせぇな。
片付けりゃいいんだろ。」
不動「俺がやりますから。
先輩はとっとと着替えて
教室へ行って下さい。」