諦めるには値しない

昴「てめぇは母親かよ!
ったく。サッカー部に
シャワー借りてくるから
陶太が来る前に片しとけよ。
あいつ、うるせぇから。」

不動「芹沢先輩!」

昴「何だよ?」

不動「親子に遅いとか早いとか
関係ありませんから。」

昴「はぁ?」

不動「聞きましたよ。
里親だと思ってた人が
本物の母親だったって。」

昴「真山の奴。余計な事を‥。」

不動「俺に言ってくれたじゃないですか!
お前はまだ伝えられるって。
先輩も伝えたらいいんじゃないですか?
今の気持ちをちゃんと伝えてみたら
いいんじゃないんですか?」
< 444 / 582 >

この作品をシェア

pagetop