諦めるには値しない
朝から気の重くなるような話をされ
ほんの少し沈んだ気分で
部室へ向かうと真山くんに呼び止められた。
真山「陶太、放課後
部活を始める前に少し時間あるか?」
陶太「あるけど、どうしたの?」
真山「昴の事で話がある。
高杉と藤野にも伝えておいてくれ。」
陶太「分かった。」
真山くんのその表情からして
あまりいい話ではないのだろう。
どうして僕たちの周りでは
こうも色んな事が起きるのか。
僕たちの事なんてもう
放っておいてくれたらいいのに。